謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
ハンガリーワイン協会法人会員、賛助会員、無料会員の皆様、そして、ハンガリーワイン愛好家およびハンガリーワインに関わる皆様におかれましては、日頃よりハンガリーワイン協会の活動に格別の御理解と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。
2020年12月、新型コロナウィルス禍の中、ハンガリーケチケメート市およびブダペスト市において発足した非営利のワイン友好団体ハンガリーワイン協会はおかげさまで発足3年目を迎えることができました。
これも一重に本協会の趣旨や活動内容にご賛同いただき、ご支援、ご協力いただきました会員の皆様、また、ご協力いただいたハンガリーおよび日本のワイン業界関係者の皆様に改めて厚くお礼申し上げます。
このたびの能登半島地震において被災された皆様へ、謹んでお見舞いを申し上げます。
被災地の皆様の安全と1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げるとともに、救援活動にご尽力されている皆様へ敬意を表します。
当協会では本年今月から開講予定の『ボルサケールトゥ資格取得中級コース』および、現在、第三期生を募集中の『ハンガリーワイン講師養成講座初級コース』の受講料の一部、
本協会のハンガリー国内パートナーワイナリーおよび法人会員であるワインカンパニーおよび本協会からの日本の被災地の皆様への支援金(募金)、
さらに、本年春以降の開催をブダペストおよび日本の東京都内にて予定しておりますリアルワインイベントのチケット売り上げの一部を、
令和6年能登半島地震の支援金として寄付することを決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。
本協会はハンガリーのワイン生産者の事業活動および広報支援を目的に発足した非営利の団体ですが、本協会の主な会員の皆様は日本在住の日本のワイン愛好家の方々です。
また、被災地の石川県能登は、日本が誇るお米および日本酒の名産地でもあります。
微力ではありますが、生産者支援を目的とし発足したハンガリーワイン協会の大切なパートナーである日本の方々に微力ながらお力添えできれば幸いです。
寒さ厳しい中で不自由な避難生活を余儀なくされている皆様が、早く日常の生活に戻られますよう、当協会では今後できうる限りの支援に努めてまいります。
コロナ禍というハンデの中で発足した本協会の3年間の歩みを振り返ってみますと、まず、
2021年からはオンラインでハンガリーのトップクラスワイナリーのワインメーカーがゲスト出演のワインメーカーズリレーおよびジョン・フォン・ノイマン大学ワイン学部の教授陣が講師を務めるワインマスタークラスを隔月開催にて実施。
また、2021年から一般社団法人日本ソムリエ協会様よりご依頼をいただき、日本のソムリエ資格、ワインエキスパート資格取得を目指される方々のバイブルとして有名な同協会のソムリエ教本のハンガリー項の執筆を担当させていただき、
今年は3月に日本で発売される同協会のソムリエ教本2024年度版も昨年、私Papp Hidekoが本協会副会長クールシュ・タマーシュ氏および、ハンガリー政府農業省ワイン担当者の方々の協力を得て、改定作業、情報更新と執筆を務めさせていただきました。
2022年からは世界中から毎年7万人以上を動員するヨーロッパ最大規模のワインの祭典『ブダペストワインフェスティバル』の主催会社と提携し、同ワインフェスティバルのアジア広報担当として、日本のワイン愛好家の方々に『ブダペストワインフェスティバルアテンド』サービスを開始しました。
2023年には同サービスをさらにブラッシュアップし、『VIPアテンド』と称して、ワインフェスティバルのアテンドおよび同フェスの前後にハンガリーワイン4大名産地、銘醸ワイナリーを巡る各一泊二日のVIPワイナリーツアーを実施。
エゲル・トカイワイン産地を巡るツアーAでは、ヨーロッパ最優秀ワイン生産者賞受賞のトカイ・セプシ・イシュトヴァーン氏を表敬訪問。
真ん中にうつるのは、2023年から本協会認定ハンガリーワインアンバサダーに就任した高橋賢太朗氏。(本協会賛助会員・PRODUCT X 代表・ワインインポーター起業家)
右端がゾルターン氏。
真ん中にうつるのは、2023年から本協会認定ハンガリーワインアンバサダーに就任した泉玲子(Rachel)氏。(本協会賛助会員・ワインインポーター・日本ソムリエ協会ワイン検定講師・ワインエキスパート・Rachelのワインサロン主宰)
ハンガリー国民名誉賞受賞、ヴィッラーニのボック・ヨージェフ氏。
ツアーBではヴィッラーニOEMのボックワイナリー訪問。
また、エゲル・セントアンドレアワイナリーのオーナーで第二回ボラ―ソックボラーサ受賞のルーリンツ・ギュルギ博士をはじめ、
ハンガリー国内トップのワインメーカーと交流することができるまさにVIPなテイスティングツアー、ワイナリーツアーも敢行することができました。
また、2023年1月からはハンガリーワイン講師養成講座初級コースをオンラインにて開講。
現在、1期生、2期生の方が初級コースを修了され、本年から開講する新講座および新資格制度ボルサケールトゥ資格取得中級コースへご進級を予定されております。
個人的な話にもなりますが、2023年は私Papp Hidekoのブダペストでの移住生活およびハンガリーワイン広報活動の様子が、日本のテレビ局大阪毎日放送TBS系列のサタデープラスというテレビ番組で30分特集を組んで日本の地上波テレビでオンエア、放送していただきました。
その出来事も少なからず日本におけるハンガリーワインの存在価値を広めることに少なからず貢献することができたものと確信しております。
同テレビ番組では私および本協会の副会長、クールシュ・タマーシュ氏と、ハンガリー国内のチャンピオンワインメーカーボラ―ソックボラーサ受賞であるセンテシ・ヨージェフ氏も、日本に足を運ぶ前に日本の地上波テレビに一足早く出演する機会を得ることもできました。
また、本協会のオウンドメディアであるフィノマガジン上でも、ハンガリーの銘醸ワイナリー取材撮影レポートを2017年から記事配信を続けており、フィノマガジンを介してハンガリーワイン生産者名を日本のインポーター会社の方々に知っていただく機会がますます増えていることも大変喜ばしいことです。
フィノマガジンを経由してご縁ができた日本のインポーター会社の方々がハンガリーワイン生産者と直接コンタクトしていただき、日本へ輸入の運びとなったケース。
また、本協会のパートナーワイナリーとのマッチングサービスを介して日本にハンガリーワインを輸入されたインポーター会社が確実に増えています。
2024年で4年目を迎えるハンガリーワイン協会ですが、本協会発足の趣旨であるハンガリーの銘醸ワイン生産者支援活動を今年もさらに活発化させ、広報活動の柱となるハンガリーワイン講師の養成育成講座に注力していきたい所存です。
また、昨年から本協会では、本協会の今後のワイン広報活動やリアルなワインイベント普及活動にご協力いただき、ともに盛り上げてくださるボランティアスタッフ『企画運営サポーター』を引き続き募集しております。
今後企画開催予定のイベントやワイン講座、ボランティアスタッフ募集、職員募集等の告知につきましては、当協会のホームページ、Instagram、X Twitter、Facebook、協会が定期的に配信していますHTMLニュースレターを御覧いただき、実施の運びとなりました際はふるって御参加いただければ幸いです。
本年も役員一同、より一層力を尽くしてまいりますので、引き続きハンガリーワイン愛好家の皆様の厚い御支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024.1.03 (水)ハンガリーワイン協会会長 Papp Hideko
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